ネットワーク対応カメラ(NC50C2_NC51C2)
機能紹介


【使用上のご注意】

はじめに
この操作ではNVRレコーダーシリーズを使用しない設定方法となります。NVRレコーダーシリーズと接続する場合には別途NVRレコーダーシリーズマニュアルを御覧ください。
もくじ項目8、9以外の操作は同一ネットワーク内で実施してください。
動作環境:Windows XP/7/8/10/11,MacOS 10〜|CPUインテルI3/メモリ2GB相当以上|IE10〜/Edge41〜/Safari 12〜
※Safariでは映像を再生できません。EdgeではIEモードを使用することで映像が再生されます。


もくじ

  1. 初期設定
  2. 録画再生
  3. 録画設定
  4. 時刻設定
  5. アカウント設定
  6. イベント設定(動体検知)
  7. メール配信設定
  8. スマートフォンペアリング設定
  9. 遠隔PCペアリング設定
  10. 工場出荷時
  11. その他情報

1.初期設定

本製品では、イニシャライズ(認証)と呼ばれる初期設定をおこないます。

  1. IPカメラの電源を入れておきます。
  2. ソフトウェア"Device Config Tool"を以下からダウンロードし、パソコンへインストールしてください。
  3. Win版 Device Config Tool(1.0.2.46)をダウンロード Mac版 Device Config Tool(1.0.2.26)をダウンロード
  4. パソコンへインストールが完了したら、ソフトウェアを開きます。
  5. 「Device Search」項目内に対象となるIPカメラが表示されます。表示されない場合、IPカメラが正常に起動しているか確認してください。
  6. 「IP」内に表示されるIPアドレスをクリックします。もし変化のない場合は、IPアドレスをWEBブラウザの検索窓に入力します。
  7. WEBブラウザ上にIPカメラのコンソール画面が表示されます。以下動画のようにパスワードを定めログインします。
    IDはadminです。
※録画機能を使用する場合には事前にMicroSDカードをIPカメラに差し込み、フォーマットしておく必要があります。
※ログイン画面の言語設定から日本語を指定できます。

2.録画再生

MicroSDカードへ映像を保存することができます。保存された映像を録画再生する手順です。

  1. 事前にMicroSDカードをIPカメラに差し込みフォーマットしておきます。
    フォーマットはコンソール画面「リモート設定」>「デバイス管理」内ディスク管理より実行できます。
  2. 「リモート設定」

    「デバイス管理」

  3. コンソール画面「再生」より日付と検索タイプを指定し検索すると、映像が再生されます。
  4. 「再生」

  5. 再生画面の下には録画に関するメニューがあります。必要な機能をご使用ください。
    参考:録画メニュー

3.録画設定

MicroSDカードへ映像を保存することができます。保存された映像を録画再生する手順です。

  1. コンソール画面「リモート設定」>「録画」内エンコードにアクセスします。

    「リモート設定」

    「録画」

    • メインストリーム…主となる再生設定。一般的に映像品質が高い設定値です。
    • サブストリーム…メインストリームで再生できなかった場合の再生設定。通信容量を節約したい場合の設定値です。
    • 解像度…画像の精細さを示す値です。画像サイズも比例します。推奨値:1920×1080
    • FPS…動画1秒あたりの画像枚数です。推奨値:15
    • ビデオコードタイプ…圧縮方式です。推奨値:H.265
    • ビットレート制御…エンコード方式です。推奨値:VBR
    • ビットレートモード…ビットレートの手入力要否を設定します。推奨値:選択式
    • ビットレート…ビットレートの手入力要否を設定します。推奨値:200万画素の場合2048kbps
    • Iフレーム間隔…フレームレートに応じ自動で変更されます。この値が低いと残像が残るような映像品質になります。
    • 音声…音声取得の要否を設定します。マイク内蔵IPカメラの場合はONしておきましょう。
  2. 設定が完了したら「保存」「更新」します。
  3. 「保存」

    「更新」

  4. 「録画」内録画にアクセスします。(エンコードの右隣)

    「録画」

    • ストリームモード…メインストリームかサブストリームかを選択します。
    • 録画…MicroSDカードへの映像保存の要否設定です。
    • プレ録画…アラーム時の事前録画時間を設定できます。
    • ネット切断…ネットワークから切断されると録画されます。
    • スケジュール…録画のスケジュールを設定できます。色付きが録画箇所です。
  5. 設定が完了したら「保存」「更新」します。
  6. 「保存」

    「更新」

4.時刻設定

時刻設定は映像の表示時刻として機能します。

  1. コンソール画面「リモート設定」>「システム」内基本>「日付と時間」より実行できます。
  2. 「リモート設定」

    「日付と時間」

  3. 最も簡単なのは、「パソコンに時間同期」です。これはパソコンの表示時刻をカメラに同期させます。
  4. 「パソコンに時間同期」

  5. パソコンと同期しない場合は、以下の通り設定します。
    • 時間設定モード…固定かサーバー同期か選択します。同期しない場合は固定を選択します。
    • 日付表示方式…3種類から選択します。
    • タイムゾーン…日本はGMT+9:00です。
    • 時間表示形式…2種類から選択します。
    • システム時間…日時調整項目です。
    • サーバーアドレス…時刻サーバーから取得する場合はサーバーを選択します。

5.アカウント設定

IPカメラにアクセスすることのできるユーザーアカウント設定です。

  1. コンソール画面「リモート設定」>「システム」内マルチユーザーより実行できます。
  2. 「リモート設定」

    「マルチユーザー」

  3. 初期値であるadminのパスワードを変更する場合は、✎アイコンをクリックし変更します。
  4. 「✎アイコン」

  5. 新たにユーザーを追加する場合は、「user1」から順に設定します。✎アイコンをクリックします。
  6. 有効をONにし、ユーザー名とパスワードを設定します。
  7. 設定が完了したら「OK」し「更新」します。
  8. 「OK」

    「更新」

6.イベント設定(動体検知)

画面内に変化があるとそれを検出するイベント設定です。

  1. コンソール画面「リモート設定」>「イベント」内設定より実行できます。
  2. 「リモート設定」

    「イベント」

  3. 動体検知機能を有効化する場合はONします。
  4. 「動体検知機能を有効化」

  5. 感度…動体検知の感度設定です。この値が高いほど微々たる変化でも検出と見做します。
  6. 「動体検知の感度設定」

  7. NVRスマートモーション…人・車両等を選択し優先的に検出します。
  8. 「NVRスマートモーション」

  9. 画面右側の映像は、動体検知の検出範囲です。色付きが検出箇所です。クリックもしくはドラッグ&ドロップで調整します。
  10. 「動体検知の検出範囲」

  11. 設定が完了したら「保存」「更新」します。
  12. 「保存」「更新」

7.メール配信設定

イベント設定に関連付け、メールを配信します。

  1. 事前にメール送信サーバーを用意します。
  2. コンソール画面「リモート設定」>「ネットワーク」内メールにアクセスします。
  3. 「メール」

  4. 暗号化/SMTPポート/SMTPサーバー/ユーザー名/パスワード…送信サーバーの情報を入力します。
  5. 受信者…宛先となるメールアドレスです。3名まで入力可能です。
  6. 間隔…配信時の間隔を調整します。
  7. 設定が完了したら「テスト」で正常に受信できるかを確認します。
  8. 「テスト」

  9. 問題がなければ「保存」「更新」します。
  10. 「保存」「更新」

参考:他のメールプラットフォームで Gmail のメールをチェックする

8.スマートフォンペアリング設定

スマートフォンとペアリングすることで遠隔視聴できます。

  1. スマートフォンアプリをインストールします。
  2. Android版 RXCamView (Playストア) iOS版 RXCamView (APPストア)
  3. インストール後、アプリを開きます。
    ※起動時、操作時に求められる権限は全て許可してください
  4. トップに「デバイスマネージャ」と表示される画面が出たら右端の「+」>「カメラ/NVR/DVR」をタップします。
  5. 「カメラ/NVR/DVR」

  6. QRスキャナーが開くので、IPカメラに貼り付けられたQRコードを読み取ります。
  7. 読み取りが完了したら、初期設定で指定したパスワードを入力します。
  8. 完了したら、IPカメラが追加されています。「接続済み」と表示されたらペアリングは完了です。
  9. 「接続済み」

  10. 登録情報の右下にある「▶」を押すと、ライブ映像が表示されます。
  11. 「登録情報」

※未イニシャライズのIPカメラの場合は、本アプリ側でパスワードを設定する必要があります。

9.遠隔PCペアリング設定

外部にあるPCとペアリングすることで遠隔視聴できます。

  1. パソコン用ソフトウェアをダウンロード・インストールします。
  2. Win版 VMS Pro(2.11.35)をダウンロード Mac版 VMS Pro(2.6.95)をダウンロード
  3. インストール後、ソフトウェアを開きます。
  4. 起動直後、ソフトウェアに対するアカウントを設定します。画面の指示の通り進めます。
  5. 完了したら、メニュー左上にある家アイコンをクリックします。
  6. 「メニューアイコン」

  7. 「Device Management」をクリックします。
  8. 「Device Management」

  9. 右上の「+」をクリックしたら、ペアリングを進めます。

    「ペアリング」

    • Dvice Name…登録するIPカメラの表示名です。
    • Login Type…P2P通信を活用する場合はIDを選択します。P2P通信を推奨します。
    • ID…IPカメラのP2P IDを入力します。P2P IDはコンソール画面「リモート設定」>「システム」内情報より確認できます。
    • 「システム」

    • Protocol…IDを選択した場合は、入力できません。
    • Port…IPカメラのポート番号を入力します。初期値は80です。
    • Username…adminやuser1等入力します。
    • Usernameに対応したパスワードを入力します。
  10. 「add」をクリックします。
  11. 「add」

  12. 完了したらIPカメラが追加されています。Status項目が光ったらペアリングは完了です。
  13. 再びメニュー左上にある家アイコンから「Mainview」をクリックします。
  14. 「Mainview」

  15. 初期値では、「root」内にペアリングされたIPカメラがあります。左隣の「▶」をクリックします。
  16. 「root」

  17. IPカメラが見つかったらダブルクリックすると、ライブ映像が表示されます。
  18. 「ライブ映像」

10.工場出荷時

IPカメラを工場出荷状態に戻します。

  1. コンソール画面「リモート設定」>「システム」内メンテナンスにアクセスします。
  2. 「メンテナンス」

  3. 「初期値アップロード」を選択します。
  4. 「初期値アップロード」

  5. 「すべて」にチェックを入れ、「保存」を押します。
  6. 「すべて」「保存」

  7. パスワードを入力し、「OK」を押すと、初期化されます。数分以内に完了します。
  8. 「初期化」

※IPカメラ本体にリセットボタンが搭載されています。このリセットボタンは長押しすることで機能します。長押しすると上記手順と同じ結果となります。

「リセットボタン」

11.その他情報

  • Internet Explorerをインストールしない場合、Edge上でInternet Explorerを動作させる方法もあります。
    Microsoft社公式HPへ
  • Webポート番号、ONVIFポート番号はデフォルトで80です。メディアポート番号はデフォルトで9000です。
  • ローカル設定では各種保存先パスを設定できます。
  • 参考:その他ソフトウェアページへ